トンボ仲間３人で奄美に遊びにいきました。マテリア川ではちょうどチビサナエが羽化の最中で,川の中を歩くと羽化殻がたくさん見つかります。
川の中の石の横になにやら白いものが着いていました。カゲロウかなと思って顔を近づけてみると,ヤゴから出かかったチビサナエです。すぐに３脚を構えましたが間に合わず,ヤゴから出るところは撮れませんでした。それから少しずつ羽と体を伸ばします。あまり変化がなくなってから,他を１時間ほど歩いて帰ってみると,もう飛んでしまっていて,羽を広げたところは撮れませんでした。

川の中を歩くと羽化したばかりのチビサナエがキラキラと透明な羽を輝かせて飛び立ちますが,とても小さいので,こちらが見つける前にトンボのほうに見つかってしまうことのほうが多く,なかなか写真に撮ることができません。気配を感じて振り向くと,羽化殻につかまったチビサナエが羽を広げて休んでいます。飛び立たれないようにそっと３脚を構えてやっと写真を撮ることができました。