ムカシトンボが一段落してしばらくすると,同じ川にかわいいヒメサナエが見られるようになります。少し広くて浅い流れの中の川原の石ころの上では,雄たちが何時間も辛抱強く産卵にやってくる雌を待っています。虫友と２人で無駄話をしながら,雄たちと同じように雌を待っていると,３０分から1時間に一度くらい,周りの木の葉から雌が降りてきてホバリングしながら産卵をしてくれました。雄に見つかるとすぐに連れていかれるので,雌もなかなかたいへんです。