リュウキュウハグロトンボは川の中に出ている小さな木の根や草に産卵することが多いようですがこれは朽木に産卵しているようです。必ず雄が１頭近くで見張りをしています。
雌の翅は光の具合で透けて見えることがあります。雄の派手な美しさではありませんが,近世であればこちらの方が好まれるかもしれません。


今回の旅行で初めてリュウキュウハグロトンボの水中産卵を観察することができました。別に珍しいことではなくて,産卵している場所が潜れるところであれば,しょっちゅう潜っているようです。水中では翅の表面に空気着いているので翅が白く輝きます。











条件のいい産卵場所では,５頭から７頭の集団産卵が見られました。このような産卵場所に縄張りを張っている雄は,たぶん強いのでしょうか。でも,もとからいる雄が勝つような気もしますので,案外今朝最初にどこに縄張りを張るかで決まるのかもしれません。